ある改修現場での足場工事が終盤を迎えたとき、1人のお客様からとても素敵なお手紙をいただきました。まずはその一部を抜粋してご紹介します。 「あなた方のお仕事は、本体を有るべき姿に戻すため命を懸け、次に渡る人の命をも保障し、見届け、命あずけたその物を解いていく。あくまでも黒子に徹し、帰り際、来た時よりも美しく、痕跡すら針金一本残さずに、黒子であること、それさえも消し去ってゆく。なんて美しく切ないことでしょう。」 このお手紙をいただいたとき、本当に嬉しい気持ちになると同時に、足場工事という仕事をこんなにも綺麗で繊細な言葉で表現していることに驚き、感動しました。改めて魅せる仕事の大切さを知りました。
それと同時に仕事だけではなく、社会人としての人格育成をすることが、「身近な社会への貢献」というものに繋がっていくのではないかと考えるようになりました。弊社ではいざとなった時に、地域社会でも役立つ知識を培うために年に一度の消防訓練を実施したり、作業場付近の清掃をしたり、現場にかかわる工事のことだけでなく、地域の特性や現状にまで耳や目を向けることにも心がけております。